裁判員はどうして言っちゃいけないの?

裁判員制度においては、私たち一般の国民の中から無作為に選ばれた人が、裁判員として刑事裁判に望むことになります。それは、いろいろな経験や知識をもった一般の人たちがその理性と常識を通じて被告人の有罪、無罪を判断することになります。これまでは、専門職である裁判官だけで決められていた刑事裁判に、私たち国民が参加することで、より常識的かつ慎重な判断がなされることに意義があります。

そして裁判員に選ばれた場合は、候補者の段階でも法律上の守秘義務が課せられます。これは、死刑判決を含む重大な刑事事件の裁判員となるわけですから、裁判官と裁判員の話し合った協議内容が公表されてしまうことを防ぐためです。誰がどんなことを言ったのかが判ってしまうと、自由な意見交換ができなくなってしまう恐れがあります。そのために、協議内容などについては秘密にしなければならないのです。

また、事件の被害者やその家族、裁判員などの個人情報を守り、さらに報復などを受けないようにするという趣旨もあります。従って誰が裁判員になっているのかについても公表してはいけません。さらに、自分が裁判員やその候補者になっていることをも、声高に話してはなりません。

しかし、裁判員の氏名などを公表してはいけないというのは、マスコミなどの外部の人からの接触や働きかけを避けて、裁判員の公平性を保つという観点もあります。守秘義務といっても、自分が裁判員に選ばれたことを、家族に喋るくらいのことは禁止されていません。また、裁判員として参加するためには、仕事を休むことも必要になってきますので、必要最小限の範囲で上司に報告することも許されています。ガーデニング03

コメントは受け付けていません。